初めて屋久島を訪れる方に
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初めて屋久島を訪れようとする方は、きっと何をどうしていいか、どのような準備が必要かなど、分からないことばかり。このページではそんな不安を取り除くためのアドバイスを満載しています。ここさえ読んでおけば、あとは「訪れてからでも何とかなる」と云うことをまとめてあります。屋久島への旅の計画、準備の不安解消! きっと素晴らしい旅になるでしょう! また計画 & 準備メモとしてダウンロードして何度も読み返してみて下さい。 |
◆屋久島のフィールドって? ◆旅の日程は? ◆屋久島での拠点は? ◆宿を取る場所は? ◆トレッキングの装備は? ◆トレッキングの日程は? ◆エコツアーや登山ガイドは? ◆屋久島のお天気は? ◆山以外であると便利なものは? ◆屋久島の温泉は? ◆どうにもこうにも計画に行き詰まったら? |
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屋久島のフィールドって?
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こちらを是非一度読んでみて
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屋久島と他の観光地とはどう違うのか?
そんな屋久島はどのように周ればいいのか?
屋久島に対するスタンスの取り方のヒントになるかと思います。
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旅の日程は?
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出来るだけ長い日程で
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屋久島は見どころ等が非常に多く、
1週間あっても足りないと言う人がほとんど。
また、日本で一番雨の多いところのひとつなので、
予備日のことも考慮に入れて、
可能な限り長い日程での来島をお勧めします。
出来れば目的地は屋久島のみの旅にした方がいいでしょう。
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屋久島での拠点は?
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拠点は1カ所に
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屋久島の見所は1日1カ所が鉄則。
そのため宿を移動することで時間を取られると、
丸々一日かけて行かなければならない場所へ行けなくなってしまいます。
チェックイン & チェックアウトの繰り返しを避けられるなど、
時間を有効に使えるという理由から、
拠点を1カ所に定めての滞在が大変便利です。
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宿を取る場所は?
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島の南側(尾之間<おのあいだ>方面)がベスト!
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その場合、見どころが近くに沢山あって、島内でも降水量の少ない
島の南側(尾之間など)に宿を取ると好都合。
車(レンタカー)やバイクなどで島を周る場合など、
島内ほぼ全域が日帰り圏となります。
早朝登山のバスも通っているので
縄文杉や宮之浦岳日帰り登山の拠点としても全く問題ありません。
お帰りの船や飛行機の便にもバスが接続していますので、
港や空港に近いところに宿を取る必然性はありません。
島の南側ならとっても気持ちのいい温泉も湧いています。
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トレッキングの装備は?
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必ず登山(トレッキング)の装備が必要
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白谷雲水峡やヤクスギランドから宮之浦岳、縄文杉にいたるまで
屋久島の山や森などのフィールドは登山道が中心なので、
「必ず」トレッキングシューズ(スニーカー等は不可)、
しっかりした雨具、Dパック等が必要になってきます。
最低限上記の装備がないととても危険。
安易な計画や軽装は遭難のもとです(毎年何名かが遭難し、死者も出ている)。
服装は、ジャージ素材のものや綿パンがおすすめです。
ジーンズのような伸縮性のないものはおすすめ出来ません。
春先や晩秋はフリース生地のジャケット等を防寒具にして、
それでも寒い場合は雨具を防寒具として使えばいいかと思います。
どこへ行く予定にしていても必ずしっかりとした山行装備をご用意下さい。
「私はのんびりするから山の装備は持っていきません」と云うゲストでも、
いざ来島すると必ずと云っていいほど山や森へ足を運んでいます。
屋久島への旅を機に頑張ってトレッキングシューズを購入することを
強くお勧めします。
・トレッキングシューズ(スニーカー等は不可)以上のしっかりした靴(靴流通センター等靴の量販店では4,000円位からの廉価なものが入手できることがあります) ・雨具(ゴアテックス素材等のしっかりしたもの) ・綿パンまたはジャージ素材のパンツ(短パンはケガをしやすく、ジーンズは伸縮性がないので不可) ・お弁当(弊庵で「大好評!! ジャンボおにぎり」をご用意出来ます) ・水筒(日帰り登山なら500mlのPETボトルでOK=弊庵で差し上げます)と水 ・ザック、Dパック ・防寒具(休憩時に体が冷えないようにするためのもの) ・携帯電話(遭難時に役立つ。縄文杉前から友達にかけるためではない(困)) ・マグライト(万が一山で日が暮れた時、枕流庵から夜尾之間温泉へ行く時、星を見に行く時等) ・運転免許証(登山口までの車の運転に必要) |
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トレッキングの日程は?
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日帰りがおすすめ
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縄文杉や宮之浦岳へも、早朝出発で日帰り登山が可能。
日帰りだと荷物が軽くなり、コースタイムも短縮される。
登山口まで車で1時間弱、そこから片道4〜5時間の登山道を行くため、
早朝4時30分〜5時位に宿を出発し、
夕方、尾之間温泉等に寄って宿に戻れるくらいの行程。
登山口からの往復で大体8〜10時間。
ハイキングではありません、あくまでもトレッキングなので、
しっかりとした装備を忘れずに(上記参照)。
縄文杉へのコースはコースタイムが長い割には変化に乏しく、
また人も多いので(特に連休時は登山客で渋滞が起きる!)、
途中の森をじっくり楽しむことが難しいので、弊庵ではおすすめしていません。
また近年山小屋(避難小屋)では
深夜まで騒ぐ人、早朝(朝2時位)から騒々しく準備を始める人など、
深刻なマナーの低下が多く見受けられるようになりました。
このため寝不足や苛々で体調万全とはいかず、
折角の山歩きを楽しくできないと訴える方も増えています。
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エコツアーや登山ガイドは?
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必ずしも必要だとは限りません。が……
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また、縄文杉や白谷雲水峡他、山や森へいらっしゃる場合に
必ずしもツアーに参加したりガイドを依頼する必要はないと考えます。
特に枕流庵のようなシステムの宿の場合、
ゲスト同士で誘い合わせてレンタカーをシェアして行けば
ツアーよりも遅く出発してもツアーより現地で長く滞在出来、
奥の方まで行けるのに帰ってくるのもツアーより早い場合も多いので、
弊庵のゲストの大半はこの方法で満喫しています。
経済的にもツアーに比べかなり割安に行くことが可能です。
「初心者だからツアーに参加しなければいけない」ということもありません。
弊庵のような宿では屋久島の様々なフィールドの情報を
出来る限り詳しくガイダンスしていますので、
それだけでもかなり屋久島のフィールドを楽しめると思います。
寧ろ、何度も屋久島の山や森を訪れている人が
それらの知識では物足りなくなったときに初めて
いいガイドを頼んだりいいツアーに参加する方が有意義だと思います。
屋久島にはたくさんのツアー会社やガイドがありますが、
その善し悪しにはかなりの差があります。
とにかくエコツアーや登山ガイドをお選びになる前に、
弊庵に一度お電話でご相談下さい。
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屋久島のお天気は?
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絶対降るとは限りません。が……
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屋久島は日本でも屈指の雨の多いところです。
かといって、何処かの小説に書かれたように、
1カ月に35日は勿論、年間365日毎日雨が降っているわけではありません。
年や季節、島内のどの場所かによっても雨が多かったり少なかったりします。
それは里の方にも云えて、宮之浦〜空港〜安房の辺りは尾之間〜栗生の辺りに較べ、
降水量はかなり多く、晴天率も随分低くなっています。
(空港と尾之間のリアルタイム1時間毎の気象記録の比較は空港、尾之間でご覧頂けます。
両方のタブを並べて開けて比較すると、如何に尾之間が雨が少なく、冬暖かく、夏涼しいかが判るかと思います。)
36時間先までの雨雲の動き。
3週間、夕立すらなかった時や、来る日も来る日もスッキリ晴れないときもあります。
また、屋久島の天候は変わりやすく、さっきまで晴れていたと思ったら急に土砂降りになったり、
激しい雷雨のあとでカラッと晴れ上がったりすることもしばしばです。
住んでいる人でもなかなか先読みするのは難しいようです。
だから間違っても1カ月先、1週間先の天候で確実なことは分かりません。
よくご予約時に2カ月先の天気を訊かれることがありますが、
こればっかりはお答えのしようもありません。
ただ、降っても何の不思議もないので、万全の雨対策と、
降ったらスケジュールを変更してもいいという柔軟さが必要でしょう。
せいぜい出発前に「あくまでも参考(気休め?)程度に」週間予報を見るくらいでいいと思います。
次に台風に関してですが、
早い年は5月末から来る可能性があります。
また11月に来ることもあります。
全然上陸しない年もありました。
このように全然一貫していませんが、確率的に云えば7〜9月に来る可能性が高いでしょう。
でもその時期こそ屋久島のフィールドを存分に楽しめる時期なので、
台風を恐れてばかりでは屋久島を楽しめないとも云えます。
それこそこればかりは「運」としか云いようがないので、
台風に当たったら苦笑いして(開き直って)弊庵で台風見物でもして下さい。(笑)
すっっっごい台風は決して内地では体験できない凄さがあります。
そんな台風に見事出くわせたら一生の話のネタになるでしょう。
何れにせよ、どんなお天気でもそれなりに楽しめるのが屋久島です。
弊庵は出来る限りそのお手伝いをさせて頂きます。
屋久島の週間天気はこちらです(但し明後日以降のものは鹿児島市の予報なので、殆どあてにならない)。
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山や森歩き以外であると便利なものは?
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こまごましたものでも、あれば便利なものがこんなに!
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屋久島の魅力が詰まっているのは何も山や森だけではありません。
里や海でも楽しめるところはい〜っぱいあります。
そんなときにあればよかった! って後悔しないためのヒントを。
・運転免許証 ・ビーチサンダル(温泉に行ったりちょっと出掛けるにも便利) ・帽子(日差しはとても強い!) ・日焼け止め(初夏でさえ僅か1時間の外出でもひどい火傷状態になる) ・郵便貯金口座通帳またはカード (最寄りの尾之間郵便局では日曜でも引き出しが可能。しかも手数料無料) ・住所録(絵葉書を送るときに便利!) ・耳栓(相部屋で眠る時、悪意のない同室ゲストのいびきから逃れる為に。 逆に確信犯の方は幾つか用意して同室のゲストに配るのもOK) |
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屋久島の温泉は?
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名湯は島の南に。マナーを守って癒されよう
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屋久島には露天風呂、内風呂合わせて7カ所の温泉があります。 |
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どうにもこうにも計画に行き詰まったら?
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1回限りで済ませようとせずに、長期計画を
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屋久島の魅力が詰まっているのは何も山や森だけではありません。
たかが島だと考えているかも知れませんが、
恐らく想像を絶するフィールドの広さ、多様さを実感すると思います。
だから屋久島旅は今回限りだと考えずに、今後何度も訪れるつもりで、
決して欲張らずに計画を立てることが肝心です。
(1)「1日1カ所じっくり周る」が鉄則 (2)装備さえきちっとしてくれば来てからでも何とでもなるので、 余りカッチリとスケジュールを組まない (3)雨天などの予備日を必ず設ける (4)有名観光地に目を奪われない (5)「次回」を考える |